理系大学を目指すお子さまにとって、数学と物理は避けて通れない重要科目です。しかし、共通テストと二次試験では求められる力が異なるため、学習方法も同じでは効果が出にくいのが実情です。この違いを理解して、正しいサポートをすることが合格への近道です。
共通テストは、基礎力とスピードが重視されます。公式や定理の理解を前提に、標準問題を繰り返し解き、時間内に正確に解答できる力を身につけることが重要です。一方、二次試験は応用力や論理的思考力が問われます。答えを導くだけでなく、過程を説明できる理解が必要であり、暗記中心の学習では対応できません。
お子さまをサポートするうえで大切なのは、「勉強量を増やすこと」だけでなく、「質の高い演習をすること」です。具体的には、問題を解く→答え合わせ→解法の理由を確認→類題に挑戦という流れを繰り返すことが効果的です。このサイクルを習慣化することで、共通テストのスピード力と二次試験の応用力を同時に養えます。
塾を選ぶ際は、この違いを理解し、個別カリキュラムで弱点を補強してくれる指導を重視してください。正しい学習法と適切なサポートがあれば、数学・物理の力は必ず伸びます。保護者の理解と声かけが、お子さまの大きな力になります。