「数学が苦手」と聞くと
点数が低いイメージを持ちがちですが
実際には基準は人それぞれです。
80点取れていても
不安を感じる生徒もおり
苦手意識は点数だけでは決まりません。
「数学が苦手」という言葉のイメージ
「数学が苦手です」と聞くと多くの人は
点数が低い、授業についていけない、
といったイメージを持つのではないでしょうか。
確かにそういうケースもありますが
実際に生徒たちと話していると
それだけではないと感じることが
多くあります。
実際には基準が人それぞれ違う
「苦手」という言葉は、
本人の感覚で使われていることが
ほとんどです。
数学が苦手という言葉は、
点数ではなく本人の感覚で
使われていることも多い、
というのが現場での実感です。
同じ「苦手」でもある生徒にとっては
30点台が続いている状態のことであり
別の生徒にとっては
80点近く取れているのにしっくりこない
という状態のことだったりします。
基準は人によってかなり異なります。
80点でも不安を感じるケース
定期テストで80点前後を
安定して取っている生徒が
「自分、数学苦手なんです」と
言うことがあります。
宇都宮の進学校を目指す
生徒たちと話していると、
こういったケースは
決して珍しくありません。
点数だけ見れば平均以上。
でも本人は自信を持てないでいます。
点数が取れていても不安になる理由
では、なにが不安なのか。
話を聞くと、だいたい
以下のような内容が出てきます。
①ミスが多い
解き方はわかっているのに、
計算ミスや読み違いで点を落としている。
「もったいない」と思いながらも
同じことを繰り返してしまう感覚です。
②点数が安定しない
75点のときもあれば85点のときもある。
運に左右されている感じがして、
実力がついているのかどうか
よくわからない。
③応用問題への不安
基本問題はある程度解けるが、
少し形が変わると手が止まる。
入試レベルの問題になったとき
対応できるか自信がない。
この3つが重なると、
点数がそれなりに取れていても
「苦手」という感覚が
生まれやすくなります。
苦手=点数ではない
こうして見ると「苦手かどうか」は
点数だけで決まるものではないことが
わかります。
本人がどこに不安を感じているか
何を基準にしているかによって
「苦手」の中身はまったく変わってきます。
点数が低いから苦手、
という単純な話ではなく、
点数が取れていても苦手と
感じることは十分にある。
このことは保護者の方にも
ぜひ知っておいていただきたい部分です。
不安を感じることの意味
ただ、こうした不安を感じること自体は
悪いことではないと思っています。
「なんとなく解けた」ではなく
「本当に理解できているのか」を
気にしている証拠でもあります。
ミスを気にする、
安定しないことを気にする。
それは現状に満足せず、
もっとしっかり理解したいという
気持ちの表れとも言えます。
不安を持つこと=自分はダメだ
ということではありません。
まとめ
「数学が苦手」という言葉は
点数が低い生徒だけが
使うものではありません。
80点取っていてもミスが続いていたり
応用問題に手応えがなかったりすれば
不安を感じるのは自然なことです。
大切なのは、その不安の中身を
丁寧に見ていくことではないでしょうか。
何が不安でどこを補えばよいか。
それが明確になれば、
「苦手」は必ず変わっていきます。
数学の学習やつまずきについては、こちらの記事でも書いています。
→ 中学生で数学が苦手になる理由|小学校算数の土台が原因かも
→ 中学内容で解けるのに難しい問題の正体
→ 高校数学の「答えを見てはいけない呪縛」
