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進学校ほど授業が分かりやすいとは限らない

進学校ほど授業が分かりやすいとは限らない

進学校は授業のレベルが高い反面、
進度も速くなります。

授業が分かりやすいかどうかは
別の話かもしれません。

進学校の授業の特徴について考えてみました。

進学校の授業は意外と速い

進学校に通う生徒や、その保護者の方から
こんな声を聞くことがあります。

「授業のスピードが速くて、ついていくのが精一杯」

進学校では、授業の進度が
とにかく速い傾向があります。

偏差値の高い高校ほどカリキュラムの密度が高く
1年間で扱う内容の量も多くなりがちです。

難関大学への合格実績を積み上げてきた学校ほど
その傾向は顕著かもしれません。


生徒が分かっている前提で進む授業

進学校の授業には一つの前提があります。

「生徒はある程度理解できる」という前提です。

入学時点で高い学力を持つ生徒が集まっているため
授業は「理解できる生徒」を基準に
設計されることが多くなります。

教師も細かく手取り足取り説明しなくても
伝わるだろう、という感覚で
進めていることがあります。

これは決して手を抜いているわけではなく
クラス全体のレベルに合わせた自然な設計です。


丁寧な説明が少なくなる理由

授業進度が速くなると
必然的に起きることがあります。

公式の背景や意味の説明が短くなる、
例題の解説があっさりしている、
といった場面が増えてくることです。

「なぜそうなるのか」より「どう使うか」に
比重が置かれる授業になることもあります。

進学校ほど授業が分かりやすいとは限らない。

それは教え方の問題というより、
授業の前提が違うからかもしれません。

理解力の高さを前提に設計された授業は
スムーズに進む反面、「なぜ?」という疑問が
積み重なりやすい面もあります。


準進学校の方が理解しやすいこともある

一方いわゆる準進学校と呼ばれる高校では
授業のテンポが少し落ち着いていて、
説明が丁寧なケースもあります。

公式の意味をひとつひとつ確認しながら進める
例題を複数のアプローチで解説する、
といった授業スタイルが取られることもあります。

こうした環境では、
「理解してから次へ進む」という感覚を
持ちやすくなります。

どちらが良いか悪いかという話ではありません。

授業の目的や、想定している生徒の前提が
そもそも違うということです。


進学校で必要になる力

では進学校に通う生徒はどうすればいいか。

授業で「分かった」と感じにくい部分が
あるのであれば、自分で補う力を
育てていくことが重要になります。

授業中に分からなかった箇所を放置せず
参考書や問題集を使って自分で理解し直す。

予習で概念をつかんでおき授業で確認する。

そういった学習の姿勢が、
進学校では特に意味を持ってきます。

授業を受けるだけで理解が完結する環境とは
少し異なる世界線かもしれません。


まとめ

進学校の授業は、速く、密度が高く、
生徒の理解力を前提としています。

それは進学校ならではの強みでもありますが
「分かりやすい」かどうかは、また別の話です。

進学校では授業を受けるだけではなく
予習や復習を通して自分で理解を補っていく力も
大切になるのだと思います。

高校生の学習については、こちらの記事でも書いています。
予習が当たり前の世界
「なんとなく理解」で止まる数学
AI時代でも勉強は必要なのか

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