中学生の数学は各学年とも
後半から急に難しくなります。
特に今まで得意だった生徒ほど、
秋以降に苦戦しがち。
今回は中1〜中3の学年別つまずきポイントと
これからの勉強法の変え方についての話です。
中学生の数学は、秋から難しくなる
中学生の数学は
学年が上がるごとに難しくなる
——そう思われがちですが、
実はそれだけではありません。
各学年とも、前半と後半で
難易度がかなり変わるのです。
前半は正負の数や文字式、方程式など、
比較的「計算すれば答えが出る」内容が中心です。
ところが後半になると、関数や図形が登場し
問題文を読み取り、条件を整理し、
自分で解き方を組み立てる力が
求められるようになります。
そのため秋以降に
「急に数学が難しくなった」と
感じる生徒が毎年出てきます。
中1は比例・反比例と図形に注意
中1の前半は正負の数、文字式、方程式と
計算中心の内容が続きます。
この時期は数学が得意だと感じる生徒も
多いものです。
しかし後半に入ると、比例・反比例、
平面図形、空間図形が登場します。
特に比例・反比例では
表・式・グラフを行き来しながら
考える力が必要になり、
図形も公式の暗記だけでは対応できません。
「方程式まで簡単だったから大丈夫」
とは限らないのです。
中2は一次関数・図形・証明が待っている
中2前半は式の計算や
連立方程式が中心ですが、
後半からは一次関数、図形、証明が入ってきます。
特に証明はこれまでの計算中心の数学とは
かなり感覚が違う単元です。
「まだ受験生ではないから」と
中2は油断されがちですが、
数学という教科だけを見ると、
実はここからが本格的な勝負どころです。
中1から中2前半までは
いわば中学数学の準備段階。
中2後半から本格的に数学らしい数学が始まる
——これは指導していて強く感じることです。
中3は受験に直結する難しい単元が続く
受験学年である中3が重要なのは
言うまでもありません。
後半には二次関数、相似、円、三平方の定理など
高校入試、さらには高校数学に
直結する単元が続きます。
学校の授業を理解することはもちろん
これらを苦手なまま放置しないことが大切です。
ただし大切なのは中3だけではありません。
中1・中2も秋からの変化に注意が必要です。
「数学が得意だった人」こそ注意してほしい
この記事で一番伝えたいのはここです。
数学が苦手な生徒ではなく
「今まで数学は得意だった」
という生徒にこそ読んでほしいのです。
テスト前に少し勉強すれば
80〜90点取れていた。
計算は得意で数学で困った経験があまりない。
そんな生徒が秋以降に
急に点数を落とすことがあります。
これは才能がなくなったわけではなく
今までと同じ勉強方法では
対応しにくい内容になった
というだけのことです。
秋からは数学の勉強方法も変えていこう
計算問題を何度も解けば大丈夫という勉強だけでは
関数や図形、証明には対応しにくくなります。
これからは
・なぜそうなるのかを理解する
・条件を整理する
・図を書く
・グラフを読み取る
・間違えた問題を解き直す
——こうした勉強が重要になります。
つまり数学の難易度が上がるだけでなく
勉強の仕方そのものを
変えていく必要があるのです。
今まで数学は得意だったから大丈夫
と思っている人も、秋以降は
少し気を引き締めてください。
中学数学は前半と後半で
難易度がかなり変わります。
特に関数や図形が増えてくると
単純な計算力だけでは対応できません。
今までできていたからこそ油断しない。
これが秋以降の数学では大切です。
数学やテストについてはコチラの記事もご覧ください。
→高校数学の山場「数列」と「ベクトル」!文系高校生がつまずきやすい理由
→中学では上位だったのに、高校で数学が崩れる本当の理由
→なんとなく理解で止まる数学
→「分かる」と「できる」は違う
→テストの点数だけで、実力は分からない