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AI時代こそ国語力が必要になる

AI時代こそ国語力が必要になる

AIが便利になるほど、むしろ重要になる力があります。

語彙力・読解力・質問力——いわゆる国語力です。

AIは質問の仕方によって
返ってくる答えが大きく変わります。

欲しい情報を引き出すには
的確な言葉で問いを立てる力が必要で、
返ってきた回答を正しく理解するには
読解力が欠かせません。

「AIが答えてくれるから勉強しなくていい」
ではなく、
「AIを使いこなすために国語力が必要」
という視点で、AI時代の学習について考えます。

AI時代に勉強は不要になるのか

ChatGPTをはじめとするAIツールが急速に普及し
「もう勉強しなくてもAIが答えを出してくれる」
という声を聞くことがあります。

確かに、AIはさまざまな問いに対して
素早く答えを返してくれます。

調べものの効率は
以前とは比べものにならないほど上がりました。

ただ、実際にAIを使っていると、
あることに気づきます。

AIは答えを出してくれる。

しかし、何を聞くか、どう理解するかまでは
代わりにやってくれない、ということです。


AIは質問によって答えが変わる

AIに同じテーマを尋ねても、
質問の仕方が違うだけで、
返ってくる答えは大きく変わります。

「勉強について教えて」と漠然と入力した場合と
「高校2年生が数学の点数を短期間で伸ばすために
優先すべき単元は何か」と聞いた場合とでは、
答えの精度がまったく異なります。

これはAIの性能の問題ではなく、質問の質の問題です。


良い質問には語彙力が必要

良い質問をするために何が必要かというと
まず語彙力が挙げられます。

自分が知りたいことを的確な言葉で表現するには
それだけの言語的な引き出しが必要です。

「なんとなくわかりにくい」ではなく、
「概念の定義が曖昧で理解できない」
と言えるかどうか。

その差がAIから得られる情報の質を分けます。

語彙力はAIを使いこなす上でもベースになる力です。


AIの回答を理解するには読解力が必要

AIが返してくる文章は、
丁寧で論理的に整理されていることが多い反面
情報量が多く、要点を読み取るのに
一定の読解力が求められます。

長い説明の中から
自分に必要な部分を見つける力、
文章の構造を把握して正しく意味を取る力。

こうした読解力がなければ、
AIの回答をそのまま
「コピーして終わり」になりかねません。

理解して活用するためには読む力が不可欠です。


AI時代に求められる質問力

語彙力と読解力をベースに、
「何を聞くか」を設計する力が質問力です。

質問力は、自分が何を理解していて、
何がわかっていないかを
整理する力でもあります。

これは暗記や計算とは異なる思考の力です。

AIに頼ることが増えるほど、
この質問力の差が
学習の質を左右するようになっていくと
感じています。


むしろ国語力が重要になるかもしれない

以前の記事では「AIを使う側の力が必要」
という話をしました。

今回はその力の正体について考えてみると
それは語彙力・読解力・質問力、
つまり国語力ではないかという気がしています。

国語は、読書感想文や漢字テストだけの
教科ではありません。

言葉を正確に使い、文章を正しく読み取り
自分の考えを整理して伝える力。

そのすべてがAI時代においても
いやAI時代だからこそ意味を持ちます。


まとめ

AIが進歩しても語彙力、読解力、質問力。

こうした国語力の重要性は、
むしろ高まっていくのかもしれません。

AIは非常に便利なツールです。

しかし何を聞くかを考えるのも、
返ってきた答えを理解するのも、
最終的には自分自身です。

その力の土台にあるのが国語力だと考えています。

AIや学習については、こちらの記事でも書いています。
AI時代でも勉強は必要なのか
質問しない生徒は理解していないのか
「分かる」と「できる」は違う

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